AであってもBであるとは限らないの論理式と否定の論理式
または、\(B\left(x\right)\)であっても、\(A\left(x\right)\)が成り立たないとは限らないとなる。
(1)
\(A\)であっても\(B\)であるとは限らないを論理式で書くと\(\exists x,A\left(x\right)\land\lnot B\left(x\right)\)となる。(2)
\(A\)であっても\(B\)であるとは限らないの否定を論理式で書くと\(\forall x,A\left(x\right)\rightarrow B\left(x\right)\)となり、これは\(A\)ならば\(B\)であるということである。(3)
論理式\(\exists x,A\left(x\right)\land B\left(x\right)\)は\(A\left(x\right)\)であっても、\(B\left(x\right)\)が成り立たないとは限らないとなる。または、\(B\left(x\right)\)であっても、\(A\left(x\right)\)が成り立たないとは限らないとなる。
(1)
「\(A\)であっても\(B\)であるとは限らない」は「\(A\)であるが\(B\)でない場合がある」という意味なので、「ある\(x\)が存在し、\(A\left(x\right)\)は真であるが、\(B\left(x\right)\)は偽である」ということであり、これは「ある\(x\)が存在し、\(A\left(x\right)\)かつ\(\lnot B\left(x\right)\)が成り立つ」ということである。これより、論理式で表すと、\(\exists x,A\left(x\right)\land\lnot B\left(x\right)\)となる。
(2)
「\(A\)であっても\(B\)であるとは限らない」を論理式で書くと\(\exists x,A\left(x\right)\land\lnot B\left(x\right)\)であるのでこの否定は、\begin{align*} \lnot\left(\exists x,A\left(x\right)\land\lnot B\left(x\right)\right) & \Leftrightarrow\forall x,\lnot A\left(x\right)\lor B\left(x\right)\\ & \Leftrightarrow\forall x,A\left(x\right)\rightarrow B\left(x\right) \end{align*} となる。
また、これは任意の\(x\)について\(A\left(x\right)\)ならば\(B\left(x\right)\)であるということなので、\(A\)ならば\(B\)ということである。
従って題意は成り立つ。
(3)
\(\exists x,A\left(x\right)\land B\left(x\right)\)は「ある\(x\)が存在し、\(A\left(x\right)\)が真かつ\(B\left(x\right)\)が真である」ということである。これは「\(A\left(x\right)\)であっても、\(B\left(x\right)\)が成り立たないとは限らない」ということである。
また、「\(B\left(x\right)\)であっても、\(A\left(x\right)\)が成り立たないとは限らない」でも同じである。
ページ情報
| タイトル | AであってもBであるとは限らないの論理式と否定の論理式 |
| URL | https://www.nomuramath.com/y9ghhg58/ |
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論理積・条件・同値の違い
\[
A\leftrightarrow B\land B\leftrightarrow C\Leftrightarrow A\leftrightarrow B\land A\leftrightarrow C
\]
命題の同値・否定同値で成り立つ論理式
\[
A\leftrightarrow B\Rightarrow A\lor C\leftrightarrow B\lor C
\]
転換法
量化子(全称命題・存在命題)の順序変更
\[
\exists x\forall y,P\left(x,y\right)\Rightarrow\forall y\exists x,P\left(x,y\right)
\]
