ベクトル空間の商写像
ベクトル空間の商写像
体\(K\)上のベクトル空間\(V\)とその部分空間\(N\subseteq V\)があり、写像を\(f:V\rightarrow V/N;\boldsymbol{x}\mapsto\boldsymbol{x}+N\)とする。
この写像は線形写像かつ全射となり、商写像という。
体\(K\)上のベクトル空間\(V\)とその部分空間\(N\subseteq V\)があり、写像を\(f:V\rightarrow V/N;\boldsymbol{x}\mapsto\boldsymbol{x}+N\)とする。
この写像は線形写像かつ全射となり、商写像という。
商写像は自然な全射や標準全射ともいいます。
線形写像であることの証明
加法性については、任意の\(x,y\in V\)に対し、\begin{align*} f\left(x+y\right) & =x+y+N\\ & =x+N+y+N\\ & =f\left(x\right)+f\left(y\right) \end{align*} となるので成り立つ。
斉1次性については、任意の\(c\in K,x\in V\)に対し、
\begin{align*} cf\left(x\right) & =c\left(x+N\right)\\ & =cx+N\\ & =f\left(cx\right) \end{align*} となるので成り立つ。
これらより、加法性・斉1次性を満たすので\(f\)は線形写像となる。
全射であることの証明
任意の\(\boldsymbol{x}+N\in V/N\)に対し、\(\boldsymbol{x}\in V\)となるので写像\(f\)は全射となる。ページ情報
| タイトル | ベクトル空間の商写像 |
| URL | https://www.nomuramath.com/dsaxi3vx/ |
| SNSボタン |
相対的同型と絶対的同型の定義
ベクトル空間の線形同型は同値関係
ベクトル空間の同型$\simeq$は同値関係を満たす。
ベクトル空間の線形同型写像・線形同型の定義と性質
線形写像$f$が全単射であるとき、線形同型写像という。
線形写像の合成写像と像
$f$が全射であるとき、$\im\left(g\circ f\right)=\im g$となる。

