ベクトル空間の線形同型は同値関係
ベクトル空間の線形同型は同値関係
ベクトル空間の線形同型\(\simeq\)は同値関係を満たす。
すなわち体\(K\)上のベクトル空間\(U,V,W\)があるとき、次を満たす。
ベクトル空間の線形同型\(\simeq\)は同値関係を満たす。
すなわち体\(K\)上のベクトル空間\(U,V,W\)があるとき、次を満たす。
(a)反射律
\[ U\simeq U \](b)対称律
\[ U\simeq V\Rightarrow V\simeq U \](c)推移律
\[ U\simeq V\land V\simeq W\Rightarrow U\simeq W \]反射律
恒等写像\(I:U\rightarrow U;\boldsymbol{x}\mapsto\boldsymbol{x}\)とすれば恒等写像は全単射かつ線形写像なので線形同型写像となるので反射律は成り立つ。対称律
\(U\simeq V\)のとき、ある線形同型写像\(f:U\rightarrow V\)が存在し、このとき逆写像\(f^{\bullet}\)も線形同型写像であるので線形同型写像\(f^{\bullet}:V\rightarrow U\)が存在し、\(V\simeq U\)となる。これより、対称律が成り立つ。
推移律
\(U\sim V\land V\simeq W\)のとき、ある線形同型写像\(f:U\rightarrow V,g:V\rightarrow W\)が存在する。線形同型写像は全単射かつ線形写像であり、全単射同士の合成写像は全単射で線形写像同士の合成写像も線形写像になるので、線形同型写像同士の合成写像は線形同型写像となる。
これより、写像\(g\circ f:U\rightarrow W\)は線形同型写像となり\(U\simeq W\)となる。
従って推移律が成り立つ。
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これらより、線形同型は反射律・対称律・推移律を満たすので同値関係となる。ページ情報
| タイトル | ベクトル空間の線形同型は同値関係 |
| URL | https://www.nomuramath.com/akfx68be/ |
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アフィン変換・正則アフィン変換・合同変換の定義
\[
f:K^{n}\rightarrow K^{n},\boldsymbol{x}\mapsto A\boldsymbol{x}+\boldsymbol{b}
\]
ベクトル空間と双対空間で恒等的に零となる式
\[
\exists\phi\in V^{*},\forall\boldsymbol{x}\in V,\phi\left(\boldsymbol{x}\right)=0\Leftrightarrow\phi=0_{V^{*}}
\]
双対写像の性質
線形写像$f$の表現行列が$A$ならば、双対写像$f^{*}$の表現行列は転置行列$A^{T}$となる。
双対写像の定義
\[
f^{*}:W^{*}\rightarrow V^{*},\phi\mapsto f^{*}\left(\phi\right)=\phi\circ f
\]

