4枚カード問題(ウェイソン選択課題)

4枚カード問題(ウェイソン選択課題)
4枚のカードがテーブルに置かれていて、このカードには片面はアルファベット(母音・子音)が書かれていて、もう片面には数字(奇数・偶数)が書かれています。
この4枚のカードには「A・N・3・4」と書かれているのが見えます。
もし「カードの片面が母音ならばその裏面には奇数が書かれている」という仮説を検証したいならどのカードの裏面を見て確認する必要があるでしょうか?

(0)

「カードの片面が母音ならばその裏面には奇数が書かれている」の対偶は「カードの片面が偶数ならばその裏面には子音が書かれている」となるので、母音のカードと偶数のカードを確認する必要がある。
これより、A・4のカードの裏面は確認する必要がある。
また、「カードの片面が母音ならばその裏面には奇数が書かれている」を検証したいので「カードの片面が母音ではない」とき、つまり「カードの片面が子音」のときは確認する必要がないので、Nは確認する必要がない。
同様に対偶の「カードの片面が偶数ならばその裏面には子音が書かれている」を検証したいので「カードの片面が偶数ではない」とき、つまり「カードの片面が奇数」のときは確認する必要がないので、3は確認する必要がない。
故にA・4の2枚を確認する必要がある。

(0)-2

Aのカードはもし裏面が偶数ならば仮説に矛盾があることを示せるので裏面を確認する必要がある。
Nのカードは裏面が奇数でも偶数でもどちらでも仮説に矛盾は生じないので裏面を確認しなくてもよい。
3のカードは裏面が母音でも子音でもどちらでも仮説に矛盾は生じないので裏面を確認しなくてもよい。
4のカードはもし裏面が母音ならば仮説に矛盾があることを示せるので裏面を確認する必要がある。
従ってA・4の2枚を確認する必要がある。

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4枚カード問題(ウェイソン選択課題)
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